23

たった23人の教室で、
誕生日が被る確率は
50%を超える。

ほとんどの人は「183人くらい?」と答える。
正解はその8分の1。直感がどれだけ外れるか、体感しよう。

StatPlay コラム 誕生日のパラドックス

「何人集まれば、誕生日が被る人が出ると思う?」
365日あるのだから、かなりの人数が必要——そう感じるのが自然だ。
でも確率は、直感とはまったく違う答えを出す。

01

// まず予想してみよう

50%の確率で誕生日が被るには、最低何人必要だと思う?

50

なぜこうなるのか? 下のシミュレーションで体感してみよう。

02

// 体感シミュレーター

1人ずつ部屋に入れてみよう。365日のカレンダーに誕生日が灯る。
2つ光った日があれば、それが「一致」だ。

0

スクロールで自動スタート

03

// なぜ? — ペアの爆発

直感が外れる原因はシンプル。
人は「自分と誰か」が被る確率を考えるが、実際は「誰かと誰か」の全ペアが対象。
人数を増やして、線(=ペア)がどれだけ爆発するか見てみよう。

5
ペア数 = n(n−1)/2 10
23人 → 23 × 22 ÷ 2 = 253組
253回の「被らないチャンス」が積み重なれば、1回くらい当たるのは自然だ
04

// 確率曲線

横軸が人数、縦軸が「少なくとも1組一致する確率」。23人で50%ラインを超える瞬間を確認しよう。

23
人数 23
一致確率 %
体感
P(一致) = 1 − (364/365) × (363/365) × … × ((365−n+1)/365)
「全員バラバラの確率」を1から引く。余事象の考え方そのもの
05

// 1000回実験

理論値ではなく、実際に1000回シミュレーションしてみよう。
「初めて誕生日が被った人数」のヒストグラムが描かれる。

試行回数 0
平均一致人数

// KEY TAKEAWAY

FAQ

// よくある質問

23人の集団で、少なくとも2人の誕生日が一致する確率が50%を超えるという、直感に反する確率の問題。「パラドックス」と呼ばれるが論理的矛盾ではなく、人間の直感が確率を正しく見積もれないことを示している。

23人いると比較するペア数は 23×22÷2 = 253組。人は「自分と誰かが被る確率」を考えがちだが、実際は全ペアのどれか1組でも被ればよいので、ペア数の爆発が確率を押し上げる。

99.9%を超える。57人で99%、40人で89%。人数が増えるにつれ確率は急激に上昇する。上の確率曲線スライダーで確認してみよう。

誕生日のパラドックスそのものは出題されにくいが、根底にある「余事象」の考え方 P(A) = 1 − P(Aᶜ) や、独立事象の確率の積は統計検定2級の頻出テーマ。この問題を理解していれば、確率計算の応用力が身につく。

「余事象」を使いこなせれば、確率は怖くない。

このページで使った確率の考え方を、もっと深く掴んでみよう。
StatPlay のインタラクティブ教材で、統計を「触って」理解できる。